北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)公式ホームページ

北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)公式ホームページ
クライアント紹介
北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)様は、北九州市が運営する、自然史と歴史をテーマにした博物館です。恐竜の骨格標本から歴史資料まで、幅広い展示を通じて、生命の進化と人類の歩みを学ぶことができる施設です。
ご依頼の背景と課題
本件は、北九州市による公募・競合入札案件として実施されました。数社が競合する中、弊社は企画提案により選定され、この度お取引を開始いたしました。
既存のWEBサイトが抱える課題として、主に以下の3点についてご相談をいただきました。
1. インバウンド集客の強化: 将来的なインバウンド需要を見据え、海外からの来館者増加に繋がるサイトを目指したい。
2. 情報の整理と分かりやすさ: 膨大な館内情報や学術的な内容を、一般の来館者にも分かりやすく整理し、提供したい。
3. インパクトのあるサイトデザイン: 博物館の魅力を最大限に引き出し、来館意欲を刺激するような、視覚的に訴求力の高いサイトにしたい。
これまでのサイトでは、これらの目的が十分に達成できておらず、より効果的な情報発信と集客力向上を目指す必要がありました。
実施内容と工夫点
お客様の課題解決と目標達成に向け、以下の施策を実施いたしました。
特に、「インパクトのあるサイトデザイン」の実現のため、博物館のメインコンテンツである恐竜の化石展示を撮影した迫力ある動画をトップページに大きく配置しました。これにより、来訪者がサイトにアクセスした瞬間に博物館の魅力を直感的に感じられるよう工夫しました。
また、来館促進と博物館の魅力を伝えるための付加価値企画として、以下の2つのコンテンツを提案・制作しました。
1. オリジナル絵本コンテンツ「いのちのたびの物語」
- ご家族連れや小学校高学年を主なターゲットとし、いのちの誕生と生き物の進化をイラストとともにたどり、楽しみながら学習できる「予習コンテンツ」として、来館前の期待感を高めることを目指しました。
- 博物館の研究員の方々との綿密な連携を通じて、自然史・歴史の最新の研究に基づいた正確な描写を追求しました。例えば、恐竜の羽毛の有無、時代ごとの動植物の生息、アンモナイトの形状といった細部に至るまで、徹底的な監修を経て表現を実現しました。これにより、学術機関としての博物館の信頼性を損なわないコンテンツを提供しました。
2. 3D博物館コンテンツ
- 当社の映像チームがMatterportを活用し、博物館のメインエリアを3Dでバーチャル体験できるコンテンツを制作しました。
- オンライン上で博物館の雰囲気を体験できることで、特に子供たちが「行ってみたい!」と感じるようなワクワク感を創出し、実際の来館へと繋がるきっかけとなることを狙いました。
納品後の効果
WEBサイトのリニューアル後、お客様からご好評をいただいております。特に、インパクトのある動画コンテンツについては、高い評価を得ることができました。
今後は、サイトの認知度向上と共に、さらなる来館者増加に繋がることを期待しております。
今後の展望
学術的な正確性を担保しつつ、一般の来館者にも分かりやすく、かつ魅力的に伝えるための映像制作、ライティング、WEBサイト構築の一気通貫したソリューションは、今後、同様の課題を抱える他の博物館や教育機関、公共施設にとっても、有効な解決策となると考えております。
弊社は、お客様の課題に深く寄り添い、最適なデジタルソリューションを提供することで、その発展に貢献してまいります。